ゼネラルモーターズ(GM)のジョン・F. スミス会長とスズキの鈴木修会長CEOは、都内で会見を開き、今秋からスズキの湖西工場で、年産2万台レベルで生産する両社の共同開発車コードネーム『YGM-1』の市販車名をシボレー『クルーズ』とすると発表した。
シボレー・クルーズは共同開発車のアジア向け第1号で、スズキ・アリーナ店とGMオートワールド店で今年末に販売開始、両チャンネルともにシボレーブランドで販売する。オーストライリアのホールデン・ディーラーでもはんばいされる。クルーズは今後セダンやワゴンなどの派生車種も増やし、アジア市場に輸出するアジア戦略車として育成する予定。
クルーズのエンジン排気量は1.3リットルと1.5リットルで、駆動レイアウトは前輪駆動か4WDをえらべる。GM副社長兼GMアジア大平洋地域社長ルドルフ・シュレイスによると、若い世代、あるいはヤングアットハート向け、いわゆる「ライフスタイル・ビークル」のニッチ市場をねらうという。