3日、トヨタF1チームのタイトルスポンサーが「パナソニック・トヨタ・レーシング」に決定した。松下電器産業の中村邦夫社長も、トヨタの張社長同様、今回の協力を決定した理由に長年の付き合いをあげ、さらにブランドイメージの向上をあげた。
「1953年、カーラジオ用の雑音防止装置を納入したのがトヨタ自動車との協力の始まり」と中村社長。続けて「21世紀はITの世紀であり、自動車産業にエレクトロニクスが重要になる。F1に挑戦するような、トヨタのより高い自動車開発をめざす姿勢に共感した」という。
スポンサーシップのさそいはトヨタ側から松下側へ持ちかけられたようだ。松下の中村社長は「その頃、われわれはブランドイメージの向上を検討中だった。F1参戦はとくにヨーロッパでのブランドイメージ向上に貢献すると思う」と語る。