トヨタ自動車は19日、2001年の販売・生産実績と来年の計画を発表した。今年の国内生産実績見込みは前年にくらべ3%減り172万台となる見通し。来年は市場環境の厳しさを見込んで2%増の175万台程度を計画している。
今年は景気悪化が消費者の購買意欲を減退させ年後半は新車市場全体がマイナスとなっている。トヨタは『イプサム』『カローラスパシオ』といったミニバン系車種の販売は順調なもののセダン系の新型車では売れ行きが伸び悩んだ。これに加えて売れ筋のスモールカーでもホンダの『フィット』に顧客を奪われたかっこうだ。
来年は景気回復が不透明ななかで新車市場も厳しいとみられ、トヨタも国内販売は2%増の175万台とかため、計画を策定している。生産は海外生産が16%増の207万台に増えることから国内は4%減の320万台となる。