香川県警は15日、今年6月末までに起きた携帯電話使用が原因とみられる交通事故の件数が21件となり、昨年の同時期を上回るペースだったことを明らかにした。これまでの「通話型事故」から「メール確認型事故」に推移していることも特徴だという。
県警の調査によると、今年6月30日までに発生した携帯電話使用が原因と推定される事故の総数は21件で、昨年同時期の15件より3割程度増加している。このうち追突事故は10件で、これまでに多かった通話状態による注意散漫によって生じたものではなく、メールの確認や入力を行っていて「全く前を見ていなかった」ものが大半を占める。また、事故の被害者も32人に達し、昨年1年間の合計が過去最悪の55人だったことを考えると、このまま推移すればその記録すら更新することは間違いない。
運転中の携帯電話使用は1999年11月の道路交通法改正より禁止されており、携帯電話使用が事故の原因であることが発覚した場合、3カ月以下の懲役か50万円以下の罰金が言い渡される。しかし、今やそれを意識している人の方が少なくなっているという実態がある。
このため、免許証の更新の際などに改めて「運転中は携帯電話を使用しない」ことを呼びかけているが、実効性は上がっていない。県警では「通話よりも危険な状況に陥りやすいメール操作に事故の原因が移行しつつあることに危機感を持っている」とコメントしている。
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