ゼネラルモーターズ(GM)は、10月の販売実績を発表した。それによると乗用車・商用車合わせた販売台数は前年同月比32.1%減の39万1070台となり、大幅マイナスとなった。10月は9月よりも販売台数は多かったが、前年のゼロ金利キャンペーンの反動が現れた格好だ。
このうち、乗用車は同40.3%減の15万1318台、商用車が同25.7%減の23万9752台と乗用車の落ち込みが大きかった。大幅マイナスとなったことについて、GMでは「商用車販売は依然として過去最高記録を達成する見込みで全体的な勢いにも満足している」としており、昨年の反動によるマイナスが大きく、先行きに自信を示している。
また、GMの10月の生産台数は同19.2%増の57万8300台で、引き続き好調に推移している。日本メーカーの一部には米新車販売の陰りを指摘する声もあるが、GMは強気の姿勢で、生産も増やしている。今後在庫が積み上がる懸念も。