2001年6月のV35『スカイライン』セダン誕生から遅れること1年半あまり、待望のクーペモデルが登場した。日産デザイン部の長谷川浩プロダクトチーフデザイナーによると、スカイラインは代々セダンとクーペの二本立て。だから是非クーペを復活させたかったと語る。
クーペの開発が始まったのが1999年末から2000年始めころ。日産とルノーの交渉が進められていたために、日産としてもスカイラインのセダンとクーぺの開発を同時に進めるのが難しかったようだ。そのためにせダンの開発が終わったあと、クーペの本格的な開発が始まったという。
セダンとの開発時期をずらす利点も大きかったようだ。セダンとクーペの作り分けがしっかり出来るようになったのだ。さらにボディパネルも新設となり、デザイン的にもセダンと同じテーマながら、クーペとしての最適化を図ることが出来たのだ。
従来のスカイラインにおいて、Aピラーより前はセダン・クーペで共通で、さらに全高も20mmから30mm程度の違いだった。しかし新型では全高がセダンの1470mmに対し、クーペが1395mmと75mmもの差があり、そのあたりもボディパネル新設の理由となったという。
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