マーケティング調査とコンサルティングを行う富士キメラ総研は、「2003年版自動車用品マーケティング便覧」をまとめた。それによると、カーアフターマーケットで、2002年50万台のETC車載器の搭載が2007年には280万台に拡大すると予測している。
調査は、カーアフターマーケット95品目の市場概況、市場規模の推移、マーケットシェア、価格などを明確化し、事業のデータベースとするため調べた。調査による2002年の自動車用品市場は、前年比1.8%増の1兆8337億円で、とくにカーコミニケーション分野の売上が伸びた。2003年もこの傾向が続くと見ており、とくにHDDカーナビやETC車載器が有力としている。
ETC車載器は、前納割引制度の導入や高額ハイウェイカードの廃止、車載器の低価格化などで、普及を見込んでおり、2002年に50万台だった市場規模が2003年に110万台、2005年210万台、2007年280万台に拡大すると予測している。
このほか、盗難防止装置やHDDナビの販売が拡大するとの見方を示している。