ホンダは7日、ブラジルの2輪生産子会社である「モトホンダ・ダ・アマゾニア」で生産した2輪車『XR125L』を欧州市場に投入したと発表した。「ホンダ・ヨーロッパ・モーターサイクル」が輸入元となり、まずドイツで発売、今後はフランス、英国など欧州各地へ販路を広げて行く計画だ。
ブラジル製の2輪を欧州で販売するのは、今回が初めてで、2輪でも世界最適生産を目指す「メイドbyグローバルホンダ」を加速させる。投入したXR125Lは、空冷4ストローク単気筒の125ccモデル。低価格を武器に、初年度は欧州全体で3500台の販売を目指す。
ブラジルで生産した2輪は、これまで中南米諸国や米国、アフリカ、豪州などへも輸出されている。今年上半期(1〜6月)の同国からの輸出は、過去最高の3万7000台で、前年同期の約2.2倍に達している。