ホンダブースでひときわ熱い視線を集めているのは、ミッドシップスポーツのコンセプトカー、『HSC』だろう。全長4250mm、全幅1900mm、全高1140mmというディメンションは、まさにスーパーカーのそれである。となると、ホンダが鋭意開発中と言われている次期『NSX』との関連性が気になるところだが、あるホンダ関係者によれば「外見、メカニズムとも、開発中のNSXとはほとんど関係ない」という。
「フロントマスクなどは現行NSXのイメージを踏襲しているだけ。ディメンションやパワーユニットも違います」(ホンダ関係者)。HSCの役割は、ミッドシップスポーツのコンセプトメイクに留まっているというのだ。次期NSXの正体はいまだ闇の中だが、それだけに期待も膨らむ。