ETCに代表されるDSRC(狭域無線通信)サービスを普及させようと、官民共同の「DSRC普及促進検討会」が22日、設立された。
関係省庁のほか、自動車や電気、インフラ、コンテンツなど約170社が参加。DSRCサービスの普及に向けた『アクションプラン』を策定するほか、ITS世界会議や愛知万博で実証実験を行い、DSRC市場の本格的な立ち上げを目指す。
関係者によると、「当面は200万台普及しているETC車載器を使ったサービスを実施し、次にICカードにOSを組み込み、車載器に依存しない形でアプリケーションを動かす次世代DSRC端末を現行のETC車載器と同価格で提供。その車載器が普及した時点で、路側サービス企業を募るのが現実的な普及シナリオ」だという。
検討会は次世代DSRC車載器の規格・標準化も検討する。