GM(ゼネラルモーターズ)は7日、中国市場での事業拡大戦略を発表した。新型車と新型パワートレインの導入や技術開発センターの増強などで、今後3年間で総額30億ドルを投資する。
GMが発表した中国の拡大戦略によると、GMの合弁工場の上海GMが、今後3年間で、約20車種の新型及ぶ改良型モデルを導入する計画で、大半のモデルは現地生産する。現在、GMが中国で参入していないキャデラックなどの高級車も含めて、フルラインで投入する。
また、中国の技術開発センターに中国初のバーチャル・リアリティ式デザインスタジオなどを整備して増強する。
合弁工場も拡充する。2007年までに生産能力を2倍となる年産130万台に引き上げる。既存工場の拡張と新工場の建設で対応する。エンジン工場の拡張なども検討している。
また、GMの金融子会社と上海汽車は、中国銀行業監督管理委員会から自動車金融サービスを展開するための設立許可を受けた。現在、営業許可も申請中で、取得次第自動車金融サービスの営業を開始する予定だ。