日野自動車、いすゞ自動車は、両社のバス事業を統合するための持ち株会社ジェイ・バスと、それぞれの関連会社である日野車体工業、いすゞバス製造の3社が10月1日付けで合併すると発表した。
日野、いすゞはバス事業部門を統合することで合意し、統括会社となるジェイ・バスを設立、傘下に日野車体といすゞバスを置いた。10月1日付けで3社は合併してバス事業の統合を本格化する。
合併新会社の存続会社はジェイ・バスで、本社は石川県小松市に置く。本社機構を統括する本部を東京に置く。新会社にも日野、いすゞともに出資比率は変わらず折半出資となる。
新会社は、日野車体といすゞバスの両工場での調達、生産性向上を推進し、一層のコスト低減を図る。また、バスボディの開発機能を順次集約し、開発から調達、生産までを手掛けることでバスの競争力向上を図っていく。
新会社が設計したボディを搭載した新商品は、本格統合商品として新長期排出ガス規制対応車の一部から市場投入する予定だ。