米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が11月に来日し、トヨタ自動車首脳と会談、ハイブリッド車の生産を同州で行うよう誘致活動する。トヨタ筋も会談については調整の方向にあるとしている。
トヨタの張富士夫社長は、中国に次いで北米でのハイブリッド車生産の検討を表明しており、同知事は環境配慮型の自治体としてのイメージを高めるのが誘致の狙いのようだ。
カリフォルニア州にはトヨタと米GM(ゼネラルモーターズ)との合弁生産会社「NUMMI」がある。ただ、トヨタが計画するハイブリッド車がこの合弁工場での生産に適するかは不明で、トヨタとしてはカナダを含む「北米」全体で検討を進めることになる。