警視庁は28日、第一方面交通機動隊に所属し、白バイ隊員として勤務していた31歳の巡査長が独身寮の自室に大麻樹脂やコカイン粉末を隠していたとして、大麻取締法違反と麻薬取締法違反の現行犯で逮捕した。男は使用の事実も認めている。
警視庁によると、大麻取締法違反と麻薬取締法違反の現行犯で逮捕されたのは、第一方面交通機動隊に所属し、同隊で白バイ隊員を務める31歳の巡査長。
この巡査長は東京都千代田区隼町付近にある警視庁独身寮の自室に大麻樹脂0.3グラムおよび、コカイン粉末0.6グラムを隠し持っていた疑いが持たれている。
男は今月20日ごろに自室でコカインを吸引したとされるが、この直後に警視庁へ対して、男の名前を明らかにした上で「薬物を使用してる」という内容で、匿名の投書が寄せられた。
警察ではこれを機に内偵捜査を開始。28日の未明に男の自室を捜索して薬物を発見。男が所持と使用を大筋で認めたため、逮捕に踏み切った。
取り調べに対し、男は「興味があり、使ってしまった」などと供述しているという。