新しくなったアウディ『A4』のハイライトは、より洗練されたエクステリアデザインだ。なかでもシングルフレームグリルと呼ばれる、台形の大きなグリルはこれからのアウディのデザインのアイデンティティとなるものだ。
このデザインについてアウディジャパン マーケティング部の青木 徹さんは「新型A4のフロントマスクは、誰でもアウディとわかっていただける個性的なデザインになっています。こういった大幅な変更を加え、『A6』などと共通のデザインにすることで、販売面でも有利に働くと考えています。今年は新型を導入することで、昨年実績よりも1200台多い、8000台の販売を計画しています」とコメント。
実際に新しくなったA4を見ると、押し出し感の強いシングルフレームグリルの影響もあって、車格が上がったようにも見える。ヘッドライトの造形もリファインされ、精悍さを増している。
リヤコンビランプもセダンとワゴンともに、リッド部分にもランプが埋め込まれ、質感が高められている。このデザインなら、リヤから見てもすぐにA4とわかるはずだ。
インテリアではインパネなどは評価の高かった従来型を踏襲しているが、ステアリングにもシングルフレームグリルと同じ形状の、メタルのフレームがあしらわれ、アウディらしさを演出している。
新型A4は大幅にエクステリアデザインを変更し、同時に卓越した走行性能を手に入れたことで、アウディが目指すプレミアムスポーティ路線を表現する、代表的なモデルになったといえるだろう。