大阪府警は1日、違法競争型暴走族(ローリング族、ドリフト族)を対象とした集中取り締まりを同日未明に府内数カ所で実施した。
違法なパーツを装着したクルマも摘発対象となり、道路交通法違反や道路車両運送法違反などで延べ178件を摘発、検挙している。
これは大阪府警・暴走族対策室が中心となって実施したもの。取り締まりの対象となったのは、ローリング族やドリフト族などの名称で呼ばれる「違法競争型暴走族」。
これらの集団が出没する山間部の峠道(Mountain)、埠頭・港湾部(Bay)、阪神高速環状線(Loop)の頭文字を取り、「大阪MBL作戦」というコードネームを付けて取り締まりが行われた。
取り締まりは1日の午前0時ごろから府内数カ所で同時にスタート。
違法な改造を施したり、部品を装着したと思われる車両を次々に抑止、整備不良箇所の確認については自動車検査独立行政法人の検査官が確認し、クロと判断された運転者を道路交通法違反や道路車両運送法違反などの容疑で検挙した。
摘発台数は延べ数で178台となり、警察では「今後も同様の取り締まりを行い、違法競争型暴走族についても一掃を図りたい」とコメントしている。