世界で最も有名なF1グランプリ開催地であるモナコをスタートからフィニッシュまで完璧に制し(22日)、栄えあるモナコウィナーに名を連ねたマクラーレンのキミ・ライコネンがレース後に喜びを語った。
「とてもいいレースだった。でも実際はセーフティーカーが入ってきたとき少し心配していたんだ。というのも僕はピットレーンを通り過ぎたばかりだったから。だからピットストップするまでに20秒ほどのリードが必要となり、僕は懸命にプッシュした」
「そして最初のピットを無事に終えた後はドライビングを楽しんだよ。とにかくタイヤの温度を保つようにペースをキープすることが重要だった。さもないとグリップ力を失い、トリッキーになってしまうからね」
「セーフティーカーが入った直後はタイヤの内圧を保つのに苦労したけど、その後は問題なく速く走れた。レースの決定的な場所をうまく乗り切ることができた。週末を通じてマシンもタイヤも最高だったよ」
「ここで勝つのは特別なこと。数年前に近いところまでいったけれど、モントーヤをパスすることができなかった。ようやく実現して本当に嬉しい。10ポイントであることに変わりはないけれど、みんなからの目も全然違うよ」とライコネン。
ライコネンの活躍によりマクラーレンはコンストラクターズでトヨタを抜いて2位に浮上している。