史上初めてイスタンブールで開催されたトルコGP。初代ウィナーに名前を刻んだのはマクラーレンのキミ・ライコネンだった。ハンガリーGPからの勢いをキープし、見事にポール・トゥ・ウィンを飾った。
先行するライコネンをジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)、フェルナンド・アロンソ(ルノー)、ファン・モントーヤ(マクラーレン)が追いかけるという展開。
終盤にはモントーヤが2位に上がりマクラーレンが1-2フィニッシュかと思われた残り2周、モントーヤがタイヤのフラットスポットが原因を見られるオーバーランを喫した隙にアロンソが2位に浮上。チャンピオンシップに貴重な2ポイントを取り戻した。マクラーレンは1-3、ルノー2-4フィニッシュと2強対決はますます激化している。
フェラーリのミハエル・シューマッハはエンジン交換をしたため19番スタート。ウエバーと接触するアクシデントで結局リタイアに終わった。インディアナポリスでの問題再発かと心配されたミシュランタイヤだが、ウィリアムズだけが右リアバーストを連発しただけで、他チームへの影響はなかった。
気になる日本勢だが、5位にはB・A・R・ホンダのジェンソン・バトン。佐藤琢磨は予選でマーク・ウェーバーの進路妨害をしたとして最後尾スタート。ピットスタートで順位を挽回するも入賞には一歩及ばず9位に終わった。トヨタのヤルノ・トゥルーリは安定した走りで6位。ラルフ・シューマッハはオープニングラップのフェリペ・マッサのスピンに巻き込まれ12位でレースを終えた。