デンソーは、東芝と共同で、車載用としては世界最速の600MHzの動作周波数で高速演算処理が可能なCPUを持つ新しいカーナビゲーションシステム用LSIを開発したと発表した。
動作周波数を従来の3倍の600MHzに増やすとともに、アーキテクチャーの改良でCPUの処理能力は従来の4倍に達した。
このLSIはトヨタ自動車のレクサス『GS』向けのカーナビに搭載、今秋には北米、欧州にも搭載する予定だ。
このLSIはデジタルチップとアナログチップで構成し、デンソー、東芝保有技術を結集したもの。また、従来別々のCPUで実行していたディスプレイ機能とGPS信号処理やセンサ信号処理などのナビゲーション機能を一つのCPUで実行する。
この技術を活用すればよりち密な描画を可能にするとともに、GPS信号に対する最低受信感度を従来の約30倍に向上させることでより速く自社位置の表示を可能にした。
デンソーと東芝、カーナビ用高性能LSIを共同開発
自動車 テクノロジー
カーナビ/カーオーディオ新製品
《レスポンス編集部》
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