GMデーウ、韓国で燃料電池プロジェクトを発表

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GMデーウ(大宇)自動車技術は、燃料電池プロジェクトを発表した。韓国に適切な燃料電池政策とインフラが伴えば、このプロジェクトによって複数のまとまった台数の実証用燃料電池車を韓国に導入できる。

プログラムの目的は、日常業務における水素自動車の利用可能性を実証することで、一般の人や行政府における認知度を向上を図り、韓国政府が水素燃料電池関連の法規や基準を確立できるように支援する。また、GM大宇の自社の応用技術力を確立するとともに、現地のサプライヤーが世界的な水素燃料電池車への需要に対応できるかどうかを評価する。
 
GMデーウは、釜山で行われた2005年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の場で、プログラムを発表した。この発表の中で、GMデーウは韓国で使用されることになる実証用燃料電池車『ハイドロジェン3』を初披露した。同車は、APEC首脳会議に協賛するGMデーウの車両の1台として使用される予定。ハイドロジェン3は、APECの各会議場で首脳会議の参加者や各国首脳の送迎用に使用され、燃料電池車としては韓国で最初の公用車となる。

GMデーウは、GMの燃料電池技術を利用して、自社製品に、燃料電池システムを組み込むことも含めた技術的な実証試験を行う予定。さらにGMデーウは、韓国内においてハイドロジェン3の実証プロジェクトを立ち上げる。韓国内の道路で、燃料電池車を走行させることで、実際の運転状態における性能についてのデータを収集する。

GMデーウとGMは、両社の燃料電池や先進車両に対する取り組みを支援できるように、韓国内のサプライヤーの統合の可能性を含め、初めての実証試験を行うことについても協力していく。

《レスポンス編集部》

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