財団法人「道路新産業開発機構」(=HIDO、鈴木道雄会長)は、バイクETC一般モニター希望者に向けた理解度確認試験を実施。合格者への車載器取付け案内の発送を開始した。すでに5000人の希望者のうち2000人以上に届いている。
バイクETCは、来年春のサービス開始を目指して、一般利用者のモニター走行を、首都圏で実施しつつある。しかし高速道路会社の整備が追いつかず、首都高速の料金所通過はETCと一般の混在レーンのみ、東日本高速の料金所通過はETC専用レーンのみと、運営会社によってルートを変えなければならない。また、走行可能エリアも首都圏に限定されるなどモニター走行ゆえの制約がある。
HIDOはこうした諸条件を理解して走行してもらうために、モニター希望者に理解度確認試験を課し、合格者にしかモニター参加を認めていない。
案内が送付されたモニター希望者には、早ければ今月中にバイク専用ETC車載器の搭載ができる見込みだ。モニター車載器はすでにセットアップ(登録)が完了しているので、搭載が完了すればすぐにでも使用可能だ。
ただし、すべての希望者が走行できるのは、年明け2月頃までかかりそうだ。