スズキは28日、ジュネーブモーターショーにおいて、2007年8月からWRC:世界ラリー選手権に参戦することを発表した。参加車両のベースは、同じモーターショーで量産型が国際披露された『SX4』クロスオーバーだ。
スズキは2002年からジュニアWRCに参戦しており、2004年には『イグニス・スーパー1600』でドライバーズタイトルを獲得している。
「SX4 WRC」の技術仕様詳細は実戦が近づくにつれて徐々に明らかにされていくだろう。目下のところ、エンジンはじめパワートレインの開発は順調だという。試験車両には新開発の2.0リットル・ターボチャージド「J20」型エンジンが搭載され、トルク65kgm@3000rpm、出力320bhp@4000-5000rpmを発生しているそうだ。
全輪駆動システムもスズキは開発中で、前後がそれぞれ機械式ディファレンシャル、センターが電子制御。ギアボックスは5速シーケンシャルだ。