トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は13日、東京で開いた環境対応技術についての発表会の席上、乗用車系ハイブリッド車の設定モデルを現行の7車種からほぼ倍増させる計画を明らかにした。
トヨタは、ハイブリッド車の年間販売台数を2010年代の早期に100万台に拡大させる方針であり、モデル数の倍増もその時期までに実現を図る。今後の車種展開では『ヴィッツ』級のコンパクトカーなども含まれる見通し。
渡辺社長は、ハイブリッドの普及拡大への課題について、次世代2次電池の「リチウムイオン電池をきちんと造ってシステムをコンパクトにすること」などを挙げた。
またシステムのコストについては、「半分」にすることを目標にしており、「少しずつ(実現が)見えてきたが、社内ではもっと早くと言っている」と述べた。