BMWグループは、BMW、MINI、ロールスロイスブランドを合わせた1−11月の販売台数が前年同期比2.8%増の124万4775台となったと発表した。11月単月では、BMWグループで11万4321台、前年同月比0.3%増だった。
BMW AGの販売およびマーケティング担当のミヒャエル・ガナル取締役は「今年は、『MINI』、BMW『X5』、BMW『3シリーズ・クーペ』のモデルチェンジがあるにもかかわらず、過去最高を記録するという野心的な目標を設定している。我々はこの目標を達成し、プレミアム・カーメーカーのリーダーとしての地位を維持し続けます」とコメントしている。
BMW3シリーズ・クーペは今年9月より市場に導入した。新世代のMINIとBMW・X5は、11月から販売を開始した。これら3モデルの供給により、12月のBMWグループの販売は、大幅に伸びる見通し。
地域別では、アジア全域が最も大きな販売の伸びを見せ、前年同期比14.3%増の11万3874台だった。アジア内でも、中国が再び牽引役を果たした。中国での販売は同49.4%増の3万2274台。また、ロシアも同40.1%増の8673台と高い伸び率だった。
BMWブランドでは、11月末までが同4.9%増の107万55台だった。11月単月では、同2.1%増の10万834台だった。
欧州市場で11月18日から発売した新世代のMINIは、拡張されたオックスフォード工場でフル生産に入った。生産移行と生産台数拡張工事のため、MINIの年内の供給は限られたものになったため、11月末までの販売は同8.6%減の17万4078台だった。モデルチェンジのあった11月単月では、同11.7%減の1万3397台。供給の増加にともない、12月のMINIの販売が増加する見通し。
11月末までのロールスロイス・モーターカーズは同3.5%増の642台、11月単月が90台だった。
モーターサイクルの販売台数は、11月末までが同0.6%増の9万2605台と微増だった。11月単月では、BMWモーターサイクルの販売は同15.1%増の6354台だった。