三菱自動車は、ワンボックスタイプのミニバン『デリカD:5(ディーファイブ)』を1月31日から発売開始したと発表した。
デリカシリーズのフルモデルチェンジは13年ぶり。5代目となるデリカD:5は、「ミニバンの優しさ」と「SUVの力強さ」の融合を開発テーマに、走行性能、ボディ構造、室内環境まで新設計した。
具体的な商品特長では、ワンボックスタイプのミニバンでありながら、三菱自の「オール・ホイール・コントロール」(AWC)思想のもと、電子制御4WD、ASC(横滑り防止装置)の採用や、悪路での高い走破性を発揮する充分な対地障害角と最低地上高を確保することで、走行性能の向上を図った。
乗員をしっかり守るボディ構造として、環状骨格構造の新開発「リブボーンフレーム」を採用、さらに三菱自動車初の運転席SRSニーエアバッグの標準装備、柔軟性・復元性に優れた樹脂フェンダーの採用など、顧客の「安心・安全」装備を多数採用した。
室内は「クリーン」「ストレスフリー」「安心・安全」をテーマとした「cocochi(ここち)インテリア」として、全方位の窓で紫外線・赤外線の室内への侵入を低減する「UV&ヒートプロテクトガラス」や、生活臭やタバコ臭、VOC(揮発性有機化合物)を低減・抑制し、クリーンで居心地の良い室内空間を実現する「脱臭機能付クリーンエアフィルター」「消臭天井」を標準装備するなど、くつろぎの空間の実現を目指した。
また、パワートレインは、『アウトランダー』に搭載している排出ガス性能・燃費性能の高い吸排気連続可変バルブタイミング機構(MIVEC)付きアルミダイキャスト製シリンダブロックの小型・軽量2.4リットルDOHC16バルブ4気筒エンジンを搭載した。環境性能では、2005年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)、2010年度燃費基準+10%を達成し、全車グリーン税制に対応した。
価格は261万4500−341万2500円。
販売目標は月間2300台。