マツダは、2月5日付けで、フォードモーターが筆頭株主になったと発表した。
マツダはフォードと資本提携しているが、フォードグループではマツダ株式については、持ち株会社のフォード・オートモーティブ・インターナショナル・ホールディング・エス・エルがほとんどを保有する筆頭株主であり、フォード本体(フォードモーター)のマツダへの出資比率は4.7%で、第4位の株主だった。
2月5日付けで、フォードは持ち株会社が保有するマツダの全株式をフォード本体に移し、マツダに33.9%出資する筆頭株主となった。
マツダでは、フォードのマツダ株保有の目的は、フォードとマツダの戦略的な協力関係を今後も維持していくためのもので、マツダとフォードは戦略的な関係をこれまで以上に強めており、今後も継続するとしている。
フォードは過去最悪の赤字を計上するなど、業績が悪化しており、今回のマツダ株式のフォード本体での保有は、融資のため、金融機関に担保として差し出すのが目的との観測が流れている。