「ホンダ『クロスロード』(2月22日発表)のインテリアデザインのキーワードは『爽快』『骨太』です」と語るのは、本田技術研究所デザイン開発室の所洋介さん。
「広々としたスクエア基調とし、断面も工夫しています。左右方向では、丸太のようにドンと通し、メーターは直径を変えた4眼メーカーで、躍動感やリズムをつけています」
「シートは、ミニバンの利便性やアレンジシートのフレキシブルスペースの考えを入れながらも、クルマのシートとしての基本性能、座り心地やロングドライブでの疲労感の少なさを追求しました」
「目指したテーマは『ピタフカシート』です。身体にピタッとし、ふかふかした感触を持つシートです。クッションを厚く、フレームの剛性を確保し、パッドの形状も工夫、しっかりとしたホールド性を確保しました。シート表皮は大胆な凹凸のある、腕時計のチェーンのイメージです」