日産自動車が発表した2007年3月期連結決算によると、売上高は前年同期比11.0%増の10兆4685億円、営業利益が同10.9%減の7769億円と、増収減益となった。日米市場で新車が低迷したのが主因だ。
グローバルの新車販売台数は同2.4%減の348万3000台となり、新車投入が少なかったこともあって2001年度以来、5年ぶりにマイナスとなった。
日本は同12.1%減の74万台、米国が同4.0%減の103万5000台と低迷したため。
欧州はほぼ横ばいで、一般海外市場は同5.1%増と好調だった。
経常利益は同10.0%減の7610億円、当期純利益は同11.1%減の4607億円と2ケタの減益だった。
2008年3月期の業績見通しは、グローバルでの販売台数が同6.2%増の370万台を見込んでいる。日本はマイナスを予想しているが、米国、欧州、一般海外市場で伸びる見通し。
売上高は10兆3000億円と減収を見込んでいるが、営業利益は8000億円、経常利益が7730億円、当期純利益が4800億円と増益の見通し。