トヨタ自動車が発表した2007年4−6月期(第1四半期)の連結決算は、当期純利益が前年同期比32.3%増の4915億円と、3カ月で5000億円近い利益となった。過去最高益を更新した。
期中の新車販売台数は、米国をはじめとする海外市場が好調で同3.4%増の216万2000台と順調だった。為替水準が円安だったこともあって売上高は同15.7%増の6兆5226億円と、2ケタの増収だった。
収益面で諸経費の増加で570億円の減益要因があったものの、売上げ増で1000億円、為替差益が1000億円、原価低減で200億円の増益効果があり、営業利益は同31.8%増の6754億円だった。税金等調整前当期純利益は同33.2%増の7390億円だった。
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。