日産自動車は5日、「第40回東京モーターショー」の開幕に先駆け、モーターショーの出展車両の1つであるコンセプトカー『ピボ2』を同社本社で公開した。ピボ2は、電動シティコミューターで、一般向けに、13から14日まで日産銀座ギャラリーで先行公開する。
ピボ2は、日産が考えるフレンドリーイノベーションを具現化した環境に優しい電動シティコミューターで、高出力のインホイール3Dモーター、高容量のコンパクトリチウムイオンバッテリー、バイ・ワイヤ技術など数々の先進技術を搭載した。
コンパクトなパッケージとこれまでのクルマにない動きやカタチを実現したコンセプトカー。バック走行の際、キャビンが360度回転するとともに、4つのホイールユニットを自在に制御してタイヤを真横に動かすことができる「メタモ・システム」により、縦列駐車の際もドライバーは前を向いたままで運転することが可能。
ドライバーが常にハッピーな気分になるよう、表情や会話からドライバーの状態を推定して話しかける「ロボティック・エージェント」を採用し、安全で楽しい運転を実現する。
キャビン前方の電動フロントドアは、どの方向からのアクセスも可能で、乗り込む際の高い利便性を実現した。新発想の「メタモ・システム」は、走行状態に応じて4輪の荷重が均等になるようにタイヤ位置を自動的にコントロールすることで、加減速時やカーブでも車体が傾かない安定した走行を可能とし、利便性だけでなく、運動性能と安全性能も同時に向上する。