ホンダの福井威夫社長は19日の年末定例会見の席上、2008年には日本市場向けに4機種の新モデルを投入する計画を明らかにした。商品が古くなっている軽自動車などのテコ入れを図る。
ホンダの07年国内販売は前年比12%減の62万台となる見通し。新型『フィット』が寄与し始めた登録車は4%の減少にとどまるが、軽自動車は23%と大幅な減少となる。
福井社長は来年の国内市場について「いい材料は見当たらない」と、引き続き厳しい状況が続くと観測している。しかし、同社は販売チャンネルの一本化に伴うCI(コーポレート・アイデンティティ)展開の完了や大都市圏での店舗整備が一段落したことから「新モデル投入と合わせ拡販につなげていく」構えだ。