三菱自動車は、新しい中期経営計画「ステップアップ2010」で、重点市場と位置づける新興市場での地域戦略を発表した。
ロシア、ウクライナでは、販売拠点の拡大、SUVラインナップの拡充などで、増販を目指す。ロシアでは現地生産事業への参入を現在も検討中。
中東では、販売、マーケティング、部品及びサービスの各機能を集約した統括会社を設立し、総合的な販社サポートの強化を図る。
また、ブラジルでは、SUVの新商品やバリエーションを現地生産車種に追加、またバイオエタノール比率0 - 100%の混合ガソリン燃料に対応したフレキシブル・フューエル・ビークル(FFV)のラインナップも拡充する。
中国では、東南汽車(福建)工業有限公司での現地生産車種を含む三菱ブランド車の販売ネットワークを強化する。
インドでは、新型SUV など、現地生産車種の増加、販売ネットワークの拡充を図る。