スズキは、燃料電池車『SX4-FCV』を開発し、このたび国土交通大臣認定を取得した。
スズキは2001年から燃料電池車をゼネラルモーターズ社(GM)と共同開発し、これまでに燃料電池軽自動車3台の大臣認定を取得して公道での試験走行を重ねてきた。
新開発のSX4-FCVは、小型車「SX4」をベースに、GM製の高性能燃料電池に、スズキが開発した70MPaの高圧水素タンクと、制動時のエネルギー回収や加速時の燃料電池負荷を軽減する軽量・コンパクトなキャパシターを搭載、走行性能を従来の燃料電池車よりも向上させた。スズキはこの車両の公道試験で得られるデータを収集し実用化に向けた開発を進めていく。
同社は7月7日から開催される「北海道洞爺湖サミット」への協力の一環として、国際メディアセンターに設置される次世代自動車の展示・試乗コーナー「環境ショーケース」にSX4-FCVを出展する。