富士重工業が発表したスバル『エクシーガ』のパワートレインは『フォレスター』から採用された、2リットルの水平対向DOHCの自然吸気と同エンジンのターボの2種類が用意されている。
フォレスターと同様に自然吸気はレギュラー仕様で、ターボはハイオク仕様となる。そしてターボには出力特性を3段階で変更できる「SIドライブ」も装備される。
トランスミッションに関してはフォレスターではターボも4速ATであったが、エクシーガのターボには『レガシィ』と同じように5速ATが与えられた。ただし、エクシーガにはMT車の設定はない。
スバル商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャー大雲浩哉さんは「エクシーガには経済性と走りのよさを追求した2種類のパワートレインを採用しました。ターボには素早い変速レスポンスと力強い加速をもたらしてくれる5速ATをおごっています」
「この5速ATにはレガシィGTと同じようにシフトダウン時に空吹かしを行なって回転数を合わせてくれる、ダウンシフトブリッピングコントロール機能を採用しておりますので、スポーティな走りにも対応しています」
「自然吸気のDOHCも常用域のトルクが厚いので、日常的な使い方ならじゅうぶんな動力性能を発揮してくれますし、燃費性能にも優れています。また、自然吸気にはスバルの2リットルクラスでは久々となるお求めやすいFF車も設定しました。最初はターボの販売比率も高いと思いますが、ゆくゆくは自然吸気が7 - 8割を占めると思っています」とコメント。
実際にフォレスターに搭載されている自然吸気のDOHCは低速域のトルクが厚く、乗りやすいエンジンだ。そしてターボにはレガシィ譲りの5速ATが組み合わされているので、スポーティな走りが楽しめるだろう。充実したパワートレインもエクシーガの魅力だ。