日本興亜損保、自動車保険の商品を改定---分かりにくい補償・特約など廃止

自動車 ビジネス 企業動向

日本興亜損害保険は、2008年12月から自動車保険の補償・特約の統廃合など商品改定を実施すると発表した。

個人向けの主力商品である「カーBOX」をはじめとした自動車保険について、補償・特約の統廃合や、顧客向け帳票を改善するなど、商品改定を実施する。保険期間の初日が2008年12月以降の契約が対象。

具体的には、人身傷害保険の入通院一時金、搭乗者傷害保険の医療保険金を大幅に簡素化し、補償内容を充実した「一時金払」を新設した。「駅の改札内で転んでケガをした場合」を人身傷害保険の補償の対象外とするなど、顧客が自動車保険で請求できるとは気付きにくい補償を廃止した。

また、内容の違いが分かりにくい類似する特約を一つに集約した。「車両保険を契約すると自動的にセットされる」など、見落としが発生しやすい特約を基本補償の範囲に含めることで廃止、販売件数の少ない、またはバリエーションとして細かすぎる特約も廃止した。このほか、約款の記載をこれまで以上に読みやすい表記とした。

さらに、カーボンニュートラル化(CO2排出ゼロ企業)を目指すため、顧客が保険証券および約款の発行を不要とする「Web確認」を選択して契約した場合、同社が一定額を提供して温室効果ガス削減事業から創出される排出権を専門業者を通じて調達する仕組み(カーボンオフセット)を導入する。

自動車保険商品の販売を通じて、CO2削減による地球環境に貢献する。

《レスポンス編集部》

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