【SEMA08】スズキ…なんと、車とバイクが合体!?

自動車 ニューモデル モーターショー
【SEMA08】スズキ…なんと、車とバイクが合体!?
【SEMA08】スズキ…なんと、車とバイクが合体!? 全 5 枚 拡大写真

米国スズキは11月4日に開幕するSEMAショーに『SXForceコンセプト』を出品することを明らかにした。4輪と2輪を生産するスズキらしく、『SX4セダン』にバイクのエッセンスをふんだんに取り入れ、超大胆なコンセプトカーに仕上げた。

まずは外観に注目してほしい。ドアミラーがバイクの細いステータイプに変更され、Aピラーの高い位置に取り付けられている。オレンジで縁取られたヘッドランプ、そこからフェンダーへ続く黒いラインは、バイクのカウルのような雰囲気だ。ボディサイドから顔を出したデュアルマフラーも、バイクを連想させる。米国スズキは「バイクの『GSX-R1000』をイメージして製作に取り組んだ」とコメントしている。

圧巻なのがインテリア。「丸いステアリングホイールがない!!」と思ったら、グリップが付いたバイクのハンドルに交換されている。そして、後ろを振り返ると、今度はリアシートがない。そこにはRockford Fosgateの高性能オーディオが装着されている。巨大なウーハーがバイクの3連メーター風に埋め込まれているのも面白い。運転席もレザーにスウェードを組み合わせて、バイク風にアレンジされた。

SXForceのモチーフになったスズキGSX-R1000は、同社の「GSX-Rシリーズ」のフラッグシップ。2005年のスーパーバイク世界選手権では常勝ドゥカティからタイトルを奪取。2007年の鈴鹿8耐では優勝と、レースでも輝かしい成績を残している。だから、SXForceも見せかけだけのコンセプトカーであるはずがない。

エンジンは『SX4』の2.0リットル直4をベースに大容量ターボを追加。最大出力250psを発生する。サスペンションはTEIN製の車高調キットで固められ、18インチの足回りはトーヨー『T1-R』とエンケイの軽量アルミを組み合わせた。もちろん、ブレーキも強化されている。

自動車業界全体が沈滞ムード1色に包まれている今こそ、こんなコンセプトカーが不景気風を吹き飛ばしてくれる。SEMAの会場では、多くの来場者を笑顔にさせてくれることだろう。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 40アルファードの静粛性が一変!調音施工で快適性が飛躍的に向上
  2. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  3. 【ホンダ N-BOX 新型試乗】アイデアの詰まった使い勝手はまさに「ニッポンの国民車」だ…中村孝仁
  4. レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
  5. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  6. [15秒でわかる]トヨタ『4ランナー』新型…オフロード仕様のTRDプロを設定
  7. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  8. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  9. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  10. 【株価】トヨタが小反発、『プリウス』13万台リコールも地合い好転で持ち直す
ランキングをもっと見る