6日に発表された、ホンダの新型『ライフ』。180cm+・90kg+の巨漢記者が乗り込んで、体で測ってみた。記者のような大柄な男性でも乗れるかどうか。まずは運転席だ。
前列のドアは80度半ばまで開くので、乗り込みやすさはOK。乗り込んでみると、天井は非常に高く、縦にしたコブシが軽く入るので10cm以上あるはずだ。スペック上で前列は、デフォルトのシート角度に沿って座面の最も高い位置(座面前端)から天井までが1075mm(モデル「G」)。座高約1mの記者なのだが、室内高的にはまったく問題ないのがわかった。視界に関しても、違和感はない。
ただし、ステアリングを握ってみると、これがどうもしっくり来ない。脚部に合わせるとステアリングが遠く、腕部に合わせるとヒザ周りが窮屈になるという具合。ステアリングはチルト機構採用で上下の角度調節はできるが、テレスコピック機構はないため、前後の調節は無理。ペダル類がもう少し奥にあるか、ステアリングがもう少し手前にあると記者的にはよかったのだが。
そのほかの点としては、とりあえずドライバーはステアリングを握っているのであまり必要としないかも知れないが、ドア内側のアームレストが細め。置けないわけではないのだが。
乗り込みやすさと天井の高さから、男性ユーザーも考慮されているのかと最初は思ったが、やはり女性がターゲット、ということらしい。記者のような体格でも運転できないわけではないが、特に大柄な男性は運転を女性にお任せした方がいいようである。