GMは12日、サーブ『9-3コンバーチブル』(日本名:『9-3カブリオレ』)に「2.0Tスペシャルエディション」を投入すると発表した。サーブのカブリオレが誕生して25周年に当たるのを記念した特別仕様車で、11月19日に始まるロサンゼルスモーターショーで正式披露される。
初代サーブのカブリオレは、1983年のフランクフルトモーターショーで発表された『900カブリオレ』。当時の「900」シリーズ・2ドアをベースに開発され、レザー内装など豪華な作りが特徴だった。オープン時の独特のリアスタイルがファンを魅了したものだ。サーブによると、25年間のオープンモデルの累計販売台数は25万台を超えるという。
今回設定された特別仕様車は、「2.0T」グレードがベース。2リットル直4ターボは最大出力210psを発生。トランスミッションは6速MTと5速ATを用意している。
25周年記念車らしく3種類の特別色を採用。ジェットブラック、カーボングレー、ニューブライトシャンパーニュの3色だ。とくにニューブライトシャンパーニュは、オープンカーらしい華やかさを引き上げてくれる色である。
また、17インチの5本スポークアルミホイール、デュアルマフラーが専用デザインとなるほか、フロントバンパー、ステアリングホイール、カーボンパネルは2007年の限定車、『ターボX』と同様のものが奢られる。
2.0Tスペシャルエディションは2009年1月に北米市場で発売。価格は4万6725ドル(約453万円)からとアナウンスされている。