BMWは18日、ロサンゼルスモーターショーに出品するMINIの電気自動車、『MINI・E』をビバリーヒルズで報道陣に先行公開した。
マスコミへの公開に合わせ、BMWはMINI・Eの追加写真を配布。その内容は、走行シーン、透視図、生産工程の模様などが含まれている。
すでに発表されているように、MINI・Eのボンネットにはエンジンに代えて、最大出力204ps、最大トルク22.4kgmの電気モーターを搭載。追加写真や透視図からは、モーターはボンネット内に鎮座した金色のボックス(電装系ユニット)の下に配置されていることがわかる。
また、MINI・Eは後席のない2シーターとなるが、透視図からは、前後重量配分にこだわった結果、ハンドリングに影響を与える重いリチウムイオンバッテリーが、後席部分に置かれたことが理解できる。
さらに、生産は英国オックスフォード工場で行うが、ボンネットは空の状態で出荷。モーターやバッテリーなどの駆動系はBMWのドイツ・ミュンヘン工場で架装される事実も見て取れる。
MINI・Eは2009年1月から、米国のカリフォルニア、ニューヨーク、ニュージャージーの3州で限定500台をリース販売。月額リース料は850ドル(約8万2000円)程度の見込みだ。すでに、1万件を超える予約が入っており、単純計算で20倍という競争率。現地では、MINI・Eに乗るのが、最高にクールと受け止められそうだ。