新型スズキ『ラパン』の商品企画「ポジティブ×リラックス」は、インテリアデザインにも表現されている。
「『懐かしいレトロ』から『モダン家具や家電』の雰囲気を目指しました。初代が『和みの昔のラジオ』だとすれば、新型は『デジタルオーディオプレイヤーやカフェにある家具』です」と語るのは、ラパンのチーフデザイナー、結城康和さん。
「ゆるい、だるい、ではなく、もっと楽しくて艶やかなリラックス気分を味わってもらいたい、と、すっきりとシンプルな基本造形や、ディテールの作り込みだけではなく、『色』『艶』『質感』も徹底的にこだわっています」
「インテリアのカラーバリエーションをアイボリー内装、ブラウン内装、ブラック内装と3種類揃えましたが、それぞれの内で使用する細かい部分での色数も通常より増やしています。たとえばアイボリー内装では、インパネはアイボリー、シートは少しオレンジ側に寄せて、背裏はブルー、そして挿し色にオレンジを入れています。ブラック内装でもパープルやブルーをちりばめています」
「初代でモチーフにしたアジアン家具はモノトーンですが、最近のカフェとかは意外とカラフルな色をポイントで使いながらトータルでリラックスできるムード出していて、それが『リラックスできるけど楽しい気分』に繋がっている。そういうところを、新型ラパンのインテリアでは、造形とカラーで表現しています」