日本精工は、インナーローター型「薄型大トルク・メガトルクモーターPNシリーズ」3機種を発売すると発表した。既存のPSシリーズと合わせて、メガトルクモータのラインナップを11機種に拡充し、高速・小径の用途から、高トルク・薄型の用途までニーズに幅広く対応する。
半導体・液晶・太陽電池や電子部品などの製造装置業界では、アジア地域を中心とした新興国の進出により競争が激化しており、設備の生産性向上と省スペース化の両立が求められている。
同社は、こうしたニーズに対応するため、中軽量物の高速搬送・位置決め向けとしてPSシリーズを販売している。今回、薄型大トルクメガトルクモーターPNシリーズ」を開発し、従来のニーズに加え、大物重量物の高速搬送・位置決め用途に対応する。この製品は、医療分析機や自動車部品設備などの一般自動組立機をはじめ、幅広い産業に適していると、している。
PNシリーズの販売は2009年4月から順次開始し、2011年に15億円の売上を目指す。また、3 - 5日に開催される「セミコン・ジャパン2008」にも出品する。