「悔しい、残念、ファンのみなさまに申し訳ない」と語った福井威夫社長。その表情は、2006年に1勝はしたものの、全体では満足な成績をあげられなかったF1第三期の活動について悔しさをにじませるようだった。
撤退の理由については、第一に経済環境の悪化をあげている。不調だった2008年の成績との関連については「今年の結果に、まったく関わらず撤退を決断した」ときっぱりと否定、FIAが検討している統一エンジン化などについても「それらを大幅に超えるような(経済の)状況変化があった」として関連を否定した。
福井社長はまた「レギュレーションとか、北米開催がなくなるとかは無関係。どんな状況になってもF1はF1、たとえ、統一エンジンになったとしても、F1の戦いはF1の戦いで、それで勝たないといけないのは変わらない」と持論を述べた。