ホンダ福井威夫社長は、年末社長会見で、2009年春に国内で発売を予定している新型ハイブリッドカー『インサイト』について200万円を切る価格設定にすると発表した。
同社では、ハイブリッドカーの本格普及のための重要な要素となる価格について低く抑えることにした。ライバルのトヨタ自動車の『プリウス』は来春のフルモデルチェンジで価格がアップする見通しで、これに対抗する狙いもある。
デトロイトショーでデビューするインサイトは、高い燃費性能と魅力的な価格を両立した、ハイブリッドの本格普及に向けた第一弾モデルとなる。
また、2010年中には『CR-Z』をベースとした新型のスポーツタイプハイブリッドも投入する。
さらに今後は中・大型車への適用も視野に入れて、ハイブリッドモデルのラインアップを強化する方針だ。