フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は17日、昨年末から始めた「フォルクスワーゲン・エコドライブ トレーニング」を、今年6月から12月までに22の販売店で合計31日実施し、これまでの累計参加者が約900人になったと発表した。
エコドライブは決してスローで退屈なものではなく、交通の流れに乗ったスムースな運転により、交通全体のCO2量を減らす---というコンセプトは参加者から高い支持を受けている。参加者は平均で18%の燃費改善になるという。
VGJは、昨年12月にドイツ本社で実績のある「フォルクスワーゲン・ドライビングエクスペリエンス - Eco Drive Training」を日本国内で立ち上げ、東京を皮切りに、今年2月に豊橋、4月に大阪でエコドライブトレーニングを実施した。
6月からは全国のフォルクスワーゲン販売店の要請に応じて、セールススタッフや顧客向けに出張トレーニングを実施してきた。また10月の富士スピードウェイで開催し1万人以上を集めた「フォルクスワーゲンフェスト2008」においても、7台のトレーニング車両がフル稼働した。
トレーニングは、「高出力」と「低燃費」を両立したTSIエンジン+DSGトランスミッションを搭載した『ゴルフ』シリーズに、ドイツ、モダンドライブ社の計測器「MD Eco」を搭載した車両で実施される。
参加者は1回目は普段どおりの運転で、2回目は2000回転以下での「早めのシフトアップ」、「早めのアクセルオフ」や「アイドリングストップ」などのテクニックを同乗のインストラクターから学ぶ。2回の走行データはグラフ化され、平均燃費、瞬間燃費、走行時間、平均車速、CO2排出量などを比較しながら個別にクリニックを受けることで、参加者は運転と燃費の相関関係をリアルに把握することができる。
なお、エコドライブトレーニングの開発と実施については、内閣府認証NPO法人 「mobility21」と協力している。
VGJは、今後も販売店と協力してエコドライブトレーニングを継続していく。また携帯電話から、「エコドライブ10のポイント」やフォルクスワーゲン各モデルの実燃費が確認できる「Eco Drive マネージャー」を、「e燃費」を運営するIRIコマース&テクノロジーの協力で提供しており、こちらも好評だという。
Eco Drive マネージャー URL
http://www.volkswagen.co.jp/m/eco/