2日に発表された三菱『ギャランフォルティス スポーツバック』は、パワートレインなどをセダンと共通とさせながらも、ターゲットユーザーには大きな違いがある。その差は20年もの開きがある。
三菱自動車工業商品開発統括部門C-seg商品開発プロジェクト主任・清水明善氏は、「ターゲット・ユーザーがセダンと大きく違う。セダンは50代中心の“オジサン層”。ハッチバックは30代前後がターゲットになる。開発にあたってはマツダの『アクセラスポーツ』を意識している」と話す。
スポーツバックに設けた付加価値は、ユーティリティ性とプレミアム性だ。
「30代前後の人たちは活動的。だから彼らに合うユーティリティ性を確保しないといけない。アクセラスポーツを追従するかたちなので、ユーティリティ性については充分高めた。さらに、若者ばかりを狙っていてもダメで、セダンのターゲット層が求めるプレミアム感も持たせた」と清水氏。
後追いだからこその“いいとこどり”を実現させたモデルともいえる。