BMWは22日、『X5』のスポーツ仕様、『X5M』(仮称)の走行テストの模様を動画共有サイト「YouTube」を通じて公開した。
動画にはBMW M部門のエグゼクティブエンジニア、Bernd Limmer氏が出演。X5Mをドイツのニュルブルクリンクへ持ち込み、テスト走行する模様を収録している。テスト車両はフロントバンパーなどに擬装を施しているが、市販版では迫力のルックスが与えられるはずだ。
X5Mのスペックは未公表だが、エンジンは『X6』の4.4リットルV8ツインターボを専用チューンしたユニットで、最大出力507ps、最大トルク71.4kgm程度になるという。0-100km/h加速は5秒を切るというから、ポルシェ『カイエンターボ』の5.1秒よりも速い。
重心の高いSUVでニュルを攻めると、非常に不安定になるが、X5Mはそんな挙動を見せない。動画では240km/hに迫ろうかというスピードメーターが映し出されている。またBernd Limmer氏の「1.5Gという強Gコーナリング時でも、ダンパーがしっかり仕事をしている」とのコメントを紹介。その実力の高さがうかがえる。
X5Mは2009年に発売予定。ポルシェカイエンターボやメルセデスベンツ『ML63AMG』にとっては、手ごわいライバルの出現だ。
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