ダイハツ工業の箕浦輝幸社長は25日、新型車『ブーンルミナス』発表会見で、2009年の軽自動車市場見通しについて「自工会が予測している185万台をベースに考えていきたい」と語り、来年も堅調な販売が見込めるとの見方を示した。
国内市場は登録車の大幅な落ち込みが続く一方、軽自動車は比較的堅調な推移となっている。
軽自動車シェアトップのダイハツは『タント』などが好調であり、「11月まではほぼ計画通りで、何とか持ちこたえた」(箕浦社長)という。ただ、「12月からは受注のペースが落ちてきた」とし、不況が軽市場にも波及する展開を警戒している。
このため箕浦社長は「185万台にこだわるのでなく、変動があれば早めに手を打っていきたい」と、生産体制など柔軟な構えで臨む方針を述べた。