米ゼネラルモーターズ(以下GM)は、2009年に新開発のエンジンを搭載し、燃費性能を高めたクロスオーバーSUV、2010年モデルのシボレー『エクイノックス』を投入すると発表した。
新型のシボレー・エクイノックスには、最新の燃費低減技術の採用により低燃費かつ高出力を実現した新型2.4リットル直4エンジンと、3.0リットルV6エンジンの2つの直噴エンジンを用意。なかでも、2.4リッターエンジンの燃費データ(高速走行時)は、30mpg(約12.8km/リットル、EPA認定申請中)と、高速走行時における燃費としては、クラス最高の数値を誇る。
シボレー・エクイノックスは、キャデラック『SRX』などとともに、2009年1月に米デトロイトで開催される北米国際オートショー(デトロイトモーターショー)で発表を予定しており、これにより2010年モデルとして北米で発表する直噴エンジン搭載車は、自動車メーカーのなかで最多となる。
GM上級副社長でグローバル・パワートレイン、グローバル品質担当の、トム・スティーブンス氏は、「GMは、北米においてサターン『スカイ・レッドライン』とポンティアック『ソルスティスGXP』に初めて直噴エンジンを搭載したことを皮切りに、さらなるラインアップの拡大を展開している。直噴エンジンは、出力を犠牲にすることなく燃費と排ガスの低減を両立する最新の技術ソリューションである」と語っている。