GMは11日、デトロイトモーターショーの会場でプレスコンファレンスを開催した。2008年のGMは金融危機の影響で、販売台数が減少。それに伴って株価も急落、資金が流出し、経営不安が取りざたされていた。
しかし、12月19日、ブッシュ大統領がGMとクライスラーに対して総額174億ドル(約1兆5400億円)のつなぎ融資実施を約束。経営破たんという最悪のシナリオは回避された。
プレスコンファレンスでは、リック・ワゴナーCEOが新生GMをアピール。「これまで以上にリストラを加速させ、顧客に魅力的な商品を投入していく」と宣言した。また、代替燃料技術の開発に重点的に取り組む方針も明らかにしている。
今回のデトロイトでは4つの新型車を世界初公開。シボレー『エクイノックス』、ビュイック『ラクロス』、キャデラック『SRX』、キャデラックのコンセプトカー、『CONVERJ』だ。いずれも、燃費などの環境性能の高さがセールスポイントとなる。