トヨタ自動車は6日、2009年3月期連結業績を下方修正して発表した。昨年12月の修正では500億円の黒字としていた純利益は3500億円の赤字予想となった。
国内外の販売がさらに落ち込み幅を拡大しており、「足元の市場環境の厳しさやそれに伴う在庫調整などを織り込んだ」(木下光男副社長)。
今期で3度目の下方修正となった。最終損益の赤字は戦後経営危機に見舞われた1950年3月期以来となる。
世界販売は12月時点の754万台から732万台(前期比18%減)に修正した。営業利益は前回の1500億円の赤字が4500億円に拡大する。為替レートは前回と同じ1ドル=100円、1ユーロ=143円を前提とした。